よく来てくれたね二人共。
ここから先は私と〇〇だけで話したい。すまないけど席を外してもらえるかい?両手を床につけ、深々と頭を下げたしのぶの足跡が消えたのを確認してお館様は口を開く。
月明かりに照らされたお館様の顔は青白く、あの鬼舞辻無惨を彷彿させた。
よく鬼殺隊に戻ってきてくれたね、嬉しいよ。
〇〇のように理性を伴い人も襲わない。更には血にも興味を示さない鬼なんて今まで聞いた事もない。──そこでなんだけどこれから任務の合間にしのぶの診察を受けて欲しいんだ。
君も自分の体がどうなっているか知りたくないわけじゃ──。→