(不死川さんの所にどれほど足を運んだだろう?
最初はあまりいい顔をされず、機嫌の悪い時なんて青筋を立てながらおはぎを受け取り背中を向けていた事もままあった。
今では何となしに私が来る日時を把握してきたのか、玄関口から声を掛ける前か
ら戸が開け放たれておりそこから
上がってこいと出迎えてもらえる程になっていた)
女の好みなんざ知らねェから、適当に見繕ってきた。
不要なら処分しとけ。(渋めに入れたお茶から上がる湯気。
おはぎから漂う甘い香り。
そして不死川さんが後ろから取り出した丁寧に包装された、可愛らしい根付。
不死川さんから伝わる感謝の気持ちに心がぽかぽかした)
えっやだ可愛い… ほんわかする