しま……っぐ、ぁ!

(鈍い音が一帯に反響する。
鞠のように地面を跳ねる炭治郎と、とどめを刺そうとしている鬼。
考えるよりも早く、体が動いていた)


酷い痛みを感じながら目を覚ます。
庇う