……誰から聞いたんだ、その名前。

炭治郎にしては珍しく、一瞬無表情になる。
この話題には触れない方が良いのだろうかと思い、言い淀んでいるとあそこで話をしようかと茶屋を指さされた。

────今日は清々しいほどの好天だ。

年号鬼