〇〇が落ち着ける環境なら良かった。

炭治郎は?と聞こうとして己の無神経さに口を閉ざす。
瞬きをしてから鼻を掻いた炭治郎は一言一言丁寧に言葉を紡ぎだした。

家族を喪って、禰豆子が鬼になった時は何て残酷な世界なんだろうと思ったし、自分を責めた。

鱗滝さんの所で修行している間は毎日大変だったし、時には死にそうになったけど最終選別を終えて〇〇と肩を並べられる今はとても幸せなんだ。

特に〇〇が傍に居てくれると落ちつ……いや、逆かもしれない!


(え?!じゃ、じゃあ距離置くね。ごめん炭治郎)

……〇〇と居ると心が穏やかになるのは本当なんだ。
だけど〇〇が俺に触れてきたり何か厄災が降り掛かったと聞くと心臓が煩くなってどうしようもなくなる。
────〇〇を失うのが怖いんだ、きっと
実家のような安心感