魘されてたにゃー。
よっぽど嫌な夢を見ていたのにゃ?


(あんまり覚えてないけど多分……)

室内に響くインターフォンの音。
私を頑なに引き留めるにゃん治郎の頭を撫で、私は玄関へ向かった──。
嫌な夢だったにゃー