……起きたか。

(微動だにしなかった義勇に目を見張りながら瞼を擦る。
小さな義勇と錆兎の三人と毎日楽しかったあの日の幻想は、内にしまい込む)

先導は〇〇に任せる。

義勇の言葉に強く頷き、刀を抜く。
悪鬼滅殺と刻まれた刃がギラリと光を放った。
姉弟子2