ところで炭治郎。〇〇ちゃんとは……。
前にも話しただろう?〇〇には──。
(何の話?と聞くと炭治郎と善逸は二人してどこかへそそくさと行ってしまった。
顔を見るに伊之助も何の話をしていたか、知っているらしい。
自分だけ除け者にするなんて!……私が女だから?女の前では出来ない話?
──例えば好きな異性が居る、とか)
(ねえ伊之助、私も男の子だったらみんなの輪に入れたのかな?)
ハア?……炭一郎の事ならお前が気にする事じゃねえ。
もし〇〇が男だったら炭治郎、今以上に頭抱えてたぞ……。
(頬を膨らませた〇〇を見、伊之助はすれ違う二人に溜息を吐いた)
妬く