(舌は大丈夫?さっきのは口の中を噛んだの?)

おはよう女神様。
あ、間違えた〇〇ちゃん。
少し口の中を切っただけだし、もう出血も止まってるから安心して。
心配してくれてありがとう。いつも優しくしてくれる〇〇ちゃんには感謝しか──ハッ!


息を呑んだ善逸の視線の先にはホイッスルを咥え、片手に竹刀を持った冨岡先生がスタンバイしていた。

俺は大丈夫だから〇〇ちゃんは先に、教室へ行ってて?
善逸、大丈夫!?