好意を寄せるのは個人の勝手だが、俺はそれに応えられない。
お前も鬼殺隊に所属しているのなら、明日は我が身という事は分かっているだろう。

────話は終わりだ。


(私が居る方とは真逆の方角へ義勇さんはそそくさと歩き去ってしまった。
残された女性隊士はその場に蹲り、嗚咽を漏らしていた……)
告白されている所を目撃する