炭治郎が鬼を倒すより早く、散布された毒と思わしき物を吸い込んでしまったらしい。

口を開くと赤黒い血が滝のように出て、気持ち悪さに眉間にもシワが寄る。
ほんの僅かな量しか吸っていないのに強力な毒だと堪らず悪態をつく。

付着した血を拭い、立とうとした私の肩を炭治郎が上から押さえ付けた。
吐血する