おいで、と膝を叩くと恭しそうに頭を垂れながら膝に収まった。
そういえばこの鴉はおっちょこちょいなのか何なのか、鬼と戦闘中に時折出てきて義勇も気が気ではないとか。

(義勇さんを心配させちゃ駄目だよ?)

カア、と一鳴きしたこの鎹鴉は本当に分かっているのだろうか……。
あ、いびきをかき始めた!
よしよし(義勇の鎹鴉を膝に乗せる)