(どうかした、禰豆子ちゃ──)

引かれるまま、体が畳の上に転がる。
同じく私の手をしっかり握りしめ頬擦りをしている禰豆子ちゃんも畳に寝っ転がる。

炭治郎が気を利かせて席を外しているのが、不安なのかもしれない。
近くで待機しているであろう炭治郎に声を掛けようとすると、強めの力で抱きつかれてしまった!

(……ちょっとだけだよ)

ご機嫌そうに擦りついてくる禰豆子ちゃんが噛んでいる竹がお腹にゴリゴリ当たって痛いけど、我慢だ私……!
もはや姉妹