(私は炭治郎や善逸のように嗅覚や聴覚が優れているわけではないが、しのぶさんからは如実に怒りの気配を感じた。
最初は淡々と笑顔でお姉さんの話をしていたのに少しずつ笑顔が崩れて無に至り、そこから漏れ出た怒り)
……炭治郎君も〇〇さんもどうしてこう、察しが良いのでしょうか。
花柱として活躍する姉が誇らしく、心底尊敬してました。
亡き姉の意志を継いで"鬼と仲良くしよう"と微笑を浮かべ己を律してきましたが、最近それが少しばかり疲れてきてしまって。
……ふう、〇〇さんに聞いてもらえスッキリしました!ありがとうございます。
(そう言ったしのぶから笑いかけられたが、小さな体に秘めた怨恨が彼女を押し潰さないか途端に怖くなった)
しのぶさん怒ってませんか?