(二人で鬼と戦っていたが、こちらの連携が乱れた僅かな隙を狙い、無一郎の死角から伸びる血鬼術に気がついた)
(頭が働く前に、無意識に無一郎の前に飛び出した)

(次の瞬間、左肩を焼けるような痛みが走り、噴き出した血飛沫が身体を濡らす)


……っ、○○!?

(掠れていく視界の中で無一郎が鬼の首を狩ったのを確認し、私は意識を手放した)



庇う