僕と○○は柱と継子だから、結ばれることは無いよ。
無いけど……、


(ピタリと足を止めて、言葉に詰まった師範を不思議そうに見つめる。)
(目が合うと、師範は微笑んで。)


いつか鬼がいなくなって。
その時まで僕も○○も生き残っていたら、


……なんてね。
もうそろそろ帰ろうか。

嫌じゃないです。……むしろそう見えたらいいな、なんて。