(助けて、師範ッ……!)

(もう敵の攻撃を避けることも出来ず、目を瞑り来るだろう衝撃に身構えた。)
(しかしいつまで経っても衝撃は来ず、恐る恐る目を開けると、私を庇うように立つ見慣れた背中が目に入る。)

……よく1人で持ち堪えたね、○○。
僕が来たからもう大丈夫だよ。
呼吸で血を止めることに集中して。


……すぐに片付けるから。

助けて