産屋敷耀哉(うぶやしき かがや) 

組織の全てを纏める頂点。隊士たちには「お館様」と呼ばれる。 
産屋敷家の男子が世襲しているようで、すでに次の後継者(嫡男)も隊の管理業務を務めている。 
彼自身は鬼と戦う力を持たないばかりか、額から目元にかけて火傷のような傷痕で覆われており、失明している。そもそもにして、産屋敷の血統の男子は身体が弱く寿命も短いと、戦士としての資質は皆無である。 
しかしながら、組織の長に足る公平・冷静な判断力は言うに及ばず、“異能”と言えるほどに人心掌握術に精通しており、その声と仕草だけで人を高揚させる事すら可能。このため如何なる剣士も、最上級の敬意と共に頭を垂れる。 
また、上記の体質のため本部となる屋敷から出ることはないが、無数の鎹烏から逐次報告を受けており、隊士各員の活動状況を細やかに把握している。更に上述したように鬼殺隊は政府公認の組織ではないが、統括する産屋敷家は政府に対しても一定の影響力があるようで、一部の隊士にはその権限によって公的機関の管理下から引き抜かれた者もいる。 
鬼殺隊の最終目標である鬼舞辻無惨の滅殺のため珠世とも交流があり、一部の情報を共有しているようである。 

お館様