名前:時透無一郎
倒した鬼の数11体
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(あれ、何だろう、)
今日はもう休もうと、自室に戻った時だった。
今まで薄れてしまっていた違和感が、ほんのりと頭を擡げた。
(屋敷が、部屋が何か違う気がする……?)
どこが違うのかと必死に考えようとすると、モヤがかかっているように上手く頭が働かない。
考えれば考えるほど、頭の中の霧が濃くなって、段々どうでも良くなってくる。
(……まぁ、いっかぁ、)
思考を放棄した瞬間、プツンと音がして目の前が真っ暗になり、私は意識を手放した——。
☆その夜……