アオイ:あの…しのぶ様…
しのぶ:…知らせは聞いてます。ごめんなさい、少し一人にしてください。
(覚悟は…出来ていたはずです。私達は鬼殺の剣士、お互いにいつ死んでもおかしくない…)
(私より先に彼が死んでしまう…その覚悟はできていたはず、彼だってその覚悟で任務に当たっていたはずです。)
(でも、そんなの分かってても…どうして?)
(どうして死んでしまったんですか、どうしてみんな私を置いて逝くんですか、どうして私はいつも大切な人を守れないの?)
(私がもっと強ければ…)
(駄目、涙が止まらない…笑っていなくちゃいけないのに…姉さんと●●が好きって言ってくれた笑顔でいなくちゃいけないのに…)
(わたし…もう駄目だよ、もう駄目になりそうだよ)
(…ここで止まるわけにはいかない、姉さんの仇と●●の仇を討たなければ……絶対に二人の仇を)
(待っていて、私もやるべきことを果たしたら、二人のもとに行きます。だから少し待っていてください…)
鬼に殺される