名前:胡蝶しのぶ

しのぶに怒られた回数78

いいね

炭治郎:まさかまたみんな骨を折るはめになるとは…(一本)

善逸:前回よりは減ってるけどね(二本)

伊之助:ぐーぐー(三本)


●●:人のことは言えないが骨折は癖になると聞いたことがある…あまり折らないように気を付けないとな…(四本)

善逸:てか、●●さんいつの間にそんなに折ったんですか…あんまり苦戦してるようには見えませんでしたけど…


●●:今回の任務じゃ折ってない、その前の任務で二本折って、そのまた前の任務で一本、さらにその前の任務で一本折ってたんだ…

炭治郎:そんな体で戦ってたんですね…


●●:…怪我は慣れてる、それに…痛み止めも使ったからな







炭治郎:(うずうず)

●●:…鍛錬に行きたい気持ちは分かるが今は療養を優先した方がいい、それでも行きたいのなら…せめて胡蝶が任務に出掛けてからにした方が身のためだ

炭治郎:そ、そうですね…そういえばさっきから何を読んでるんですか

●●:『人肉質入裁判』って本だ

炭治郎:へぇー面白いですか

●●:あぁ…半分くらい読んだが今のところは面白い…でも、そうだな…炭治郎にはこっちの方がおススメかな



炭治郎:これは…面白そうなタイトルですね。


●●:大砲の弾に乗って月に行く話だ…さすがに大砲の弾ってのは荒唐無稽だが…なかなか面白い本だ。それを読んでいると、いつか本当に人間は月に行けるんじゃないかと思えてくる

炭治郎:そんな時代が来たら凄いですね

●●:来るさ、人の願いや夢はいつか必ず叶うものだ…それにもしかしたら俺らが生きているうちに来るかもしれないぞ?興味があるならやるよ、もう何度も読んで内容は覚えてるからな

炭治郎:ありがとうございます!大切に読みます!


善逸:いいなー

●●:お前には……まだ早い

善逸:どういう意味ですか!

●●:…ちょっと耳貸せ

善逸:?


●●:ヒソヒソ(こんな日の高いうちから艶物は早いだろ?)

善逸:●●さん!


●●:クックックッ

善逸:ウヒヒヒ

●●:ちなみに、お客さんはどんな内容がお好みで?

善逸:やっぱ…純愛、ですかね。

●●:フヒヒ、ならおススメのがありますぜ。

(もぞもぞと、枕の下を探るが確かにそこに置いていた本が見当たらなかった)

●●:…あれ?



しのぶ:こほん『定は時子の潤んだ瞳を見つめ、雪のように白い彼女の肌を優しく撫でながら聞いた。「この恋が、この愛が夢や幻だったとして…君はどうする」』ですか、なかなか面白そうな本ですね、××君?


●●:しの、胡蝶さん……いつからそこに?

しのぶ:ふふっ、××君。この手の本を持ち込んでは駄目と前に言いましたよね?

●●:な、なにを言っているんですか?僕はいやらしい目的でそれを読んでいるのではありません、文学…そう!文学として楽しんでいるのです!


しのぶ:そうですか…では行きますよ

●●:ど…どこに?

しのぶ:知っての通り、私は任務で数日戻れません、なので任務に赴く前に貴方の診断をしておきたいのです。だから診療室に行きますよ

●●:本当に診断だけですか?本当に診断だけですか!?

しのぶ:うふふっ…行きますよ。

●●:い、いやだぁ!




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