ことの最中、しのぶの身体を撫でていた腕を頸に伸ばした…
嫌な考えが頭を過ぎる、俺はいつか死ぬ、しのぶもいつか死ぬ…いつか、どこかで…多分鬼に殺されて…
鬼に殺されるということは鬼に喰われるということ
カナエさんの仇の鬼を殺せるのであれば、しのぶは本望なのかもしれない…でも、やっぱり俺は嫌だ…
しのぶを鬼になんて喰わせたくない
嫌だ、しのぶが誰かに殺されるなんて絶対に嫌だ……どうせいつか誰かに殺されるなら、その誰かが俺でも、そのいつかが今でも…
そう考えると、ふと手に力が入りしのぶの首を絞めた
しのぶ:っ…●●…君?
しのぶの声に我に返った…
●●:ご、ごめん…苦しかったよな?
しのぶ:いえ…大丈夫です、なにかありましたか
●●:いや、なんでもない…
馬鹿なことを考えた…二度とあんなことを考えないように、すぐに首から手を離し首から胸、腰を撫で最終的に両手を繋いだ、この手を離さないように指を絡めた…
程なくしてお互いに果て、ことを終えた。
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