ことが終わった後お風呂で体を洗っているとふと考える
体を洗うたびに彼が残したものが流れ落ちていく
消えていく彼の匂いが名残惜しい
彼を受け入れる喜びもなにもかもが洗い流されて彼が残したものがすべて消えていく…さっきまでのことが本当は夢か何かだったんじゃないかと思ってしまう
いや…全てが流れ落ちていくわけじゃない
腕に残っている彼のつけた彼の印を眺める
こんなに付けて…服で見えない部分はまだしも腕にも付けるなんて
不安なんだろう、いくつ付けても…私が誰かにとられるなんて絶対にありえないのに…
彼の残した痕に口づけする…間接なんて、何を考えてるんだ私は
それにしてもこんなにはっきりと残して…毎度毎度虫に刺されたではそろそろ言い訳が苦しい
…考えてみれば私ばっかりこんなに付けられてなんだか不公平だ
私も●●に付けてみるのも悪くないかもしれない…顔とか敢えてわかりやすい場所に残してみるのも面白いかもしれない
いや…いやいや、やめておこう。そんなことしても結局恥ずかしい思いをするのは私の方だ、結局いつもそうなる。
こっちから仕掛けても結局最後には私の方が恥ずかしい思いをする…いつか絶対に彼にも恥ずかしい思いをさせてやる
湯に浸かりながらぼんやりとそんな子供じみたことを考えていた…少しのぼせたかな?そろそろ部屋に戻るとしよう
→