名前:胡蝶しのぶ

しのぶに怒られた回数78

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部屋には布団が二つ並んでいて彼はその片方…乱れた方の布団で眠っていた



しのぶ:まったく、髪の毛ちゃんと乾かしてませんね。起きて寝癖が大変なことになっても知りませんよ?



子供のような顔で眠っている彼に小言を言うが…まぁ当然のことだが反応はない


私も眠ろうともう片方の布団に入ったが…その冷たかった布団からすぐに抜け出し彼の腕の中で眠ることにした


多少狭いがこっちのほうが落ち着く、彼の体温を感じることができるし、彼の匂い、彼と私の匂いが混じったこちらの方がいい。


私のことをあれだけ好きにしたんだ、今夜一晩抱き枕代わりになってもらっても文句は言えないはず


明日の朝、起きた時に私が隣で寝ていたら彼はどんな顔をするだろうか…驚くかな?それとも喜ぶ?

どちらにしても私だけが知ることができる彼の顔だ、明日の朝が楽しみだ。




せっかくお風呂で奇麗にしたのにまた私の体に彼の匂いがしみ込んでくる、でも不快だとは思わない。

これが好きだから、彼の匂いに包まれるのが好き、逆に彼にも私の匂いが染み込んでいくのが好き…●●も同じならいいな、そう思いながら私も眠りに落ちた





新しい香り