しのぶ:●●君…怪我の具合はどうですか
●●:大丈夫…大したことない、というと嘘になるな…
(鬼との戦いで左手の薬指と小指を失ってしまった…小指は剣を握るうえで重要なのでこれからはこの体に合った戦い方を模索しなければならない…)
●●:この手じゃ今の日輪刀は使えないかもな……鋼塚さんに頼んで少し軽い…短い刀でも頼むかな…
(小指を失くしたのは剣士として痛かった…だが…薬指を失くしたことの方がなんとなく悲しかった)
●●:にしても…こんな不格好な指じゃ結婚指輪が付けれないな。
しのぶ:気の早い話ですね、結婚する相手が居るんですか?
●●:…いるよ、すぐそばに
しのぶ:そうですか……仮にその相手が私だとしたら、私は別に気にしませんよ。
指輪を付けるのがどの指でも構いませんし…指輪なんてしなくたって夫婦であることにかわりませんし…
●●:うん…そうだな、ありがと…指輪の話はまだまだ先のことだし……取り敢えず、鋼塚さんに土下座しないとな
しのぶ:私も一緒にお願いします、土下座まではしなくてもいいと思います。
指を失う