蜜璃:それにしても、しのぶちゃんが小さい間は●●君が担当地区の見回りとかすることになったけど…●●君この前の任務の時の怪我がまだ治ってないんじゃ?
しのぶ:そうですね、本人は大丈夫だと言っていたのですが…××君には負担をかけてしまいます。私はいつも彼に頼ってばかりで…いつも彼の優しさに甘えてしまう。
こんな体になって不安でしたが不思議なものですね、彼の着ていたこの隊服を着ているとなんだか安心できて…本当に私は彼に甘えっぱなしだと実感します。
蜜璃:甘えてもいいと思うわ、しのぶちゃんはいつも頑張っているんだもの…たまには彼におもいっきり甘えたって誰も責めないわよ。
しのぶ:そうですね…せっかく子供になったんです。素直に甘えるのも悪くないのかもしれませんね。
義勇:(これ以上惚気と女子トークに耐えられないので失礼する)
実弥:(おい待てェ!俺も失礼するぜ!)
宇髄:(男のいる空気じゃねぇしな…)
悲鳴嶼:(うむ…)
煉獄:(よく分からんが皆が失礼するのであれば俺も行こう)
無一郎:(あれ、行かないの?)
伊黒:(俺はこのあと甘露寺と…)
実弥:(外で待ってりゃいいだろ)
伊黒:(…俺はここで待つ)
(そんなこんなでそそくさと、屋敷の外に撤退する伊黒以外の男性一同)
(しかし回り込まれていた)
●●:あっ…みなさん、会議はもう終わりましたか?
実弥:お、おう…
●●:そうですか…胡蝶様があんな姿になって皆さんに迷惑をかけることになるかもしれません…自分も出来る限りのことはするつもりです。
…どうか、胡蝶様が元の姿に戻るまでの間ご尽力のほどお願いいたします
(柱達に深々と頭を下げる●●)
実弥:たかが数日だろ、テメェも胡蝶も気にしすぎなんだよ。
義勇:任務のことを言っているのなら、俺達に頼らずともお前が胡蝶の穴を埋めるだけの働きをすればいいことだ
悲鳴嶼:ただしあまり気負い過ぎるな、お前は昔から無茶が過ぎる…
●●:ありがとうございます。
煉獄:惚れた女があんなことになってお前も不安だろうが、任務は任務!油断しないようにな
実弥:あっ、ばか…
●●:わ、私は…別に胡蝶様とそのような関係では…
宇髄:(まずい…)
●●:確かにあの姿を見て驚きましたし不安にもなりました…ただ、もしもしのぶとの間に子供が産まれたらあのように愛らしい子供になるのかと思ったりはいたしましたし…それに…
義勇:(これは惚気の呼吸…)
宇髄:(しかもこりゃ長くなるぞ…)
無一郎:(結局こうなるんだね)
実弥:(やってらんねぇ)
悲鳴嶼:(南無南無…)
小さくなっても変わらない二人