名前:胡蝶しのぶ

しのぶに怒られた回数78

いいね

(珍しくしのぶが居眠りをしていたので風邪をひかないように羽織をかけた)


●●…くん


ごめん…なさい



(寝言で名前を呼ばれた…それもとても悲しそうな声で…涙こそ流れていなかったが泣きそうな声だった)

(せめて夢の中でくらい幸せになって欲しくて…)

(眠るしのぶの肩に腕を回し抱き寄せた)



(少しだけ…ほんの少しだけしのぶが微笑んだ気がした、それだけで俺も救われた気がした)


寝言で名前を呼ばれる