蜜璃:しのぶちゃん、おめでとう。これから色々大変だと思うけど、気兼ねなく頼ってね。
それとこれ気が早いけど、うちの子のお古なんだけど産着とか色々持ってきたわ。
しのぶ:ありがとうございます。使うのはまだ先ですが助かります。
蜜璃:別にいいのよ、私の時も色々お世話になったんだし……ところで●●君は…アレどうしたの?
しのぶ:…アレは…まぁその色々と
アオイ:まったく何を考えているんですか!妊娠した妻をほっぽり出して全国行脚なんてどうしたらそんな発想が出てくるんですか!浮かれるにもほどがあります!
妊娠している女性にとって家族の助けというのはとても大切なんですよ!貴方は相変わらずその辺の配慮が足りな過ぎます!
カナヲ:●●義兄さん…子供が出来て嬉しい気持ちは分かりますが…姉さんの気持ちも少しは考えて下さい。私もそうでしたが出産ってとても大変なんです。
色々なことが不安になるんです、そんな時に一番支えて欲しい人が傍にいなくてどうするんですか?
お守りなら私達が用意しますから、義兄さんは姉さんの傍にいてあげて
蜜璃:…なるほど、安産祈願のお守りを求めて全国行脚をしようとしたのね……それは流石に●●君が悪いわね。
しのぶ:彼の気持ちは嬉しいのですが…みんなが言うように今はお守りよりも彼にそばにいて欲しいかったのでそのことをアオイ達に相談したらあんな感じで…しかも、●●君が言うには昨晩似たような説教を夢でカナエ姉さんにもされたとか…
ほんと気持ちは嬉しいのですが…
蜜璃:そうよね、しのぶちゃんにとって●●君が一番のお守りだもんね♪
しのぶ:それは…はい、その通りです。私にとって彼が傍にいてくれればそれで充分です。
妊娠祝い