これは…困りましたね。完全に囲まれてしまいました。
3,4,5…6匹ですか
●●君、貴方の得意分野ですので貴方にお任せします
(すっと●●の背中に隠れるしのぶ)
(にゃーにゃーと鳴く猫たちの一匹の頭を撫でると人懐っこくすり寄ってきた)
(その猫に懐から取り出した小魚の干物を分け与えると他の猫も真似をしてすり寄ってきた)
(このままではらちが明かなくなるので持ってる干物をすべて地面に置くと猫たちは我先にと干物に群がった)
しのぶ:今のうちですね…
(猫たちが干物に夢中になっている間にその場をそそくさと後にした)
しのぶ:思ったのですが…あの猫たち初めから貴方の持っていた干物目当てによってきた気がします、というかなんであんなものを持ち歩いていたのですか?
猫にあげるため?
はぁ…まったく貴方という人は、まったくですね。
囲まれた