伊之助:……
(任務に向かう道中何度も後ろを振り返る伊之助)
炭治郎:善逸が気になるのか?
伊之助:はっ!あんな奴全然気になんてなるか!
善逸:おーい!待ってよぉ!!
炭治郎:善逸!
善逸:はぁはぁ…俺、俺も行くよ。思い出したんだ、●●さんに言われたこと…泣いている人がいたら助けてやれるような人間になれって…
炭治郎:うん
善逸:でも…俺なれなかった、あのことをしのぶさんに話したんだ…俺はしのぶさんに何もしてあげられなくて…だから……だから今度こそなりたいんだ。
炭治郎:なれるさ、善逸。お前なら絶対になれる。
伊之助:ったく、いつまで話してるつもりだよ。さっさと行こうぜ
炭治郎:…ああは言ってるが、伊之助の奴すごく心配してたんだぞ
伊之助:してねぇよ!ほら行くぞ!
(駆け出す、伊之助を追いかける二人)
善逸:(●●さん、貴方の音が少し苦手でした…でも、しのぶさんと一緒にいる時の音はとても幸せそうな音でとても聞いてるこっちまで幸せな気分になるような音でした)
(俺もいつかあんな音を誰かと一緒に出せるようになるために…がんばります)
受け継がれる想い