そうですか…ごめんなさい、また貴方に我慢をさせてしまって。
でも、よかった…もしもあのまま貴方に抱かれていたら……少し怖かったんです。
貴方とすること自体はやぶさかではありません…でも、私の意思を無視して無理矢理されるのは…怖いんです。
貴方が…私ではなく、私の身体しか見なくなってしまうんじゃないか、私の身体だけを求めて私の想いなんかどうでもよくなってしまうんじゃないか、そう考えたらとても怖かった…
貴方はそんな人じゃないって分かっていても、私たちの関係の全てが壊れてしまいそうで、貴方に犯されたあと今までみたいに貴方を好きでいられるか不安でした。
(そっと●●君の胸に寄り添うと彼は優しく抱きしめてくれた)
わがまま…ですよね、私はいつも貴方に我慢ばかりさせて…貴方の優しさに甘えてばかりで…
今回だって…貴方を試すようなことを言って…私は酷い女です。
(私の言葉を聞くと●●君は黙って唇を重ねてきた…優しく優しく唇を重ねてきた、唇を離すと●●君はしのぶは酷い女なんかじゃない、しのぶの方こそ優しくて俺にとって世界で一番素敵な女性だと言ってくれた)
(本当に恥ずかしいことを言うのが好きなんだから…私も彼にお返しとばかりに唇を優しく重ねた)
(そのまま、何度かお互いの唇を重ねて離れるのを繰り返した)
…これで満足なんですか?
(私の言葉に彼は、これ以上したらせっかく我慢したのに今度こそ我慢できなくなると微笑みながら言った…それは私も同じだった、優しい彼との口付け、これを続けていたら私も我慢できなくなりそうだった)
●●君、ありがとう…貴方が優しい人で……貴方を好きになって本当に良かった
●●…愛してる、本当に心の底から貴方を愛してる。
その言葉が聞けた事だけでも産まれて良かったな