しのぶ:あ、あら…モブさん…こんなところで奇遇ですね。
モブちゃん:しし、しのぶ様…と●●さん(やっばい…こんな街中で出くわすなんて…)
しのぶ:えっと…実は先ほどたまたま××君とばったり会って…それで今から食事にでも行こうかと思っていた次第で…
モブ:あっ、はい!分かってます全部分かってます!(別々に出かけた二人がお食事に手を繋いでいく…お忍びでデートですね、よーくわかってます。)
しのぶ:あの…本当に違いますから、たまたまなんです、本当に偶然なんです。
モブ:わかってます、ちゃんと分かってますから(しのぶ様…そこまで否定するならまずは手を離した方がいいと思います、指…絡まってますよ、恋人繋ぎしたまま言われても説得力皆無です)
しのぶ:……モブさん、出来れば今日のことは…
モブ:しのぶ様!私(わたくし)今日は予定があるので先を急がせていただきます!なお、最近物忘れが酷いのでお二人と出会ったことは完全に忘れますのでご安心くださいませ!
(そう言い残しモブちゃんは二人の前か足早に逃げ出した)
しのぶ:不味い所を見られましたね、モブさんはいい子ですからこのことを言いふらしたりはしないと思いますが…
はぁ…これからはもう少し注意しないといけませんね。
あっ…それはそうと、寄り道をしている場合じゃありません、急がないとあのお店すぐに混雑するんですから…だからアレほど予約を取るようにお願いしたのに…
なんて言ってる場合でもありませんね、ほら急ぎますよ●●君
モブ:さっきはああ言ったもののやっぱ気になるので観察していたらまぁ…まだ手を繋いで歩いてるし、アレで恋人ではないと言い張るんですからある意味大したものですよ、あの二人は…
デートを目撃される