アオイ:それにしても…結構話しているのに一向に部屋から出られそうにないですね。
●●:うむ…俺だけじゃ足りないのかもしれない……アオイはどうなんだ、好きな人とかいるのか?
アオイ:居ません、生憎ですが私は色恋沙汰には興味ありませんので
●●:ふぅん…じゃあ、どんな男が好みなんだ?
アオイ:…そう、ですね。特別これというのはありませんが…頼りになる人がいいですね、誰かさんみたいに手のかかる人は勘弁です。
●●:そうか?案外手のかかる男に引っかかるかもな。
アオイ:かわかわないでください。
●●:……いい機会ついでのついでなんだけどさ。カナヲって…炭治郎のこと好きなの?
アオイ:あ~好き…だと思います…
●●:やっぱりか…
アオイ:ただ…カナヲは今まで恋愛に疎かったですし…そもそもカナヲの周りにいた男性って貴方くらいですからね。
恐らくカナヲ自身も自分の気持ちを整理しきれていないと思います。
●●:…周りがどうこう言う問題じゃないか。たぶん炭治郎も色恋沙汰には疎そうだし黙って見守るか
アオイ:そうですね…それにしてもよく気が付きましたね。●●さんってその手の話題には疎いものと思っていました。
●●:そりゃ、あの二人を見てたらいくら俺でも……はっ?!もしかして俺としのぶもあんな感じなのか
アオイ:全然違います。
●●:違うのか、?
アオイ:あの二人は親しい人が見れば感付く程度ですが、お二人の場合は赤の他人が見ても『あっ、ただの夫婦か』ってなる感じです。
●●:そんなになの?
アオイ:そんなにです…
●●:そっか……そう言えば風柱殿の弟ってさ
(その時、突然二人を閉じ込めていた部屋がまるでガラスの様に崩れ落ちた)
●●:…どうやら、出られ……
アオイ:本当に話をするだけで出られ…あっ
(二人の前には気まずそうにする隠達と顔を赤らめたカナヲがいた)
●●:もしかして……
アオイ:聞こえてました?
隠:あ~~はい、ほぼすべて…いえ、聞こえてるだけじゃなくて…そとから二人の様子は全部見えていまして
●●:内側からは普通の部屋だったが…外からは丸見えだったのか、そんなことは初めてだ……俺たち以外に閉じ込められた者はいるか?
隠:いえ、お二人だけです。
●●:そうか…取り敢えず帰ろう、みんな疲れてるだろ……それと今回見聞きしたことは…なるべく内密に頼む。
隠達:了解です。
(蝶屋敷までの帰路でそれまで黙っていたカナヲが気まずそうに口を開いた)
カナヲ:あの…●●さん、アオイ…私は……竈門君とは別に…
●●:皆まで言うな…ちゃんとわかってる。お前達のことは誰にも言わないし、ちゃんと応援してるぞ
カナヲ:いえ…その…そういうことでは……
アオイ:(たぶん分かってない気がする…)
×『セックスしないと出られない部屋にアオイと閉じ込められる』
〇『セックス(はしなくてもいいけど、恋バナ)しないと出られない部屋にアオイと閉じ込められる』
逆マジックミラー号かな?普通に生き恥自害レベルの仕打ちだ!