(お前との出会いはそうだな、炭治郎達と出会う少し前だった。

柱としてまだなりたての俺は命令された任務を淡々とこなしていた。日の出ももうすぐ出るだろう時にお前に出会った。
「共喰い」している姿を見た時は、人を襲っていると思い、夢中で死体を貪るお前の背後からすぐさま斬りかかった。だが片腕を落としてもすぐに再生した事でお前が鬼であること、そして共喰いしていたことを瞬時に理解した。その手には見たこともない色の刀を持っていた。

お前は俺が攻撃を仕掛けたのに、敵意を見せるどころか攻撃を避けようとする動作はあっても、人間である俺に襲い掛かることはしなかった。その表情…瞳の奥はどこか悲しみを含んでいた様に感じる。

元々身体能力も高かったのだろう。お前は俺の攻撃を難なく躱し続けた。回避力の高さに苦戦を強いられ、そうこうしてる間に日が昇った。鬼であるお前はこれで死ぬのだろう。そうとした思わなかった。

たが、お前は死ぬどころか、人間へと姿を変えた。

驚きを隠しきれない俺の様子に気まずそうな何とも言えない表情をしていた気がする。もしかしたら何か鬼について新たな情報を得られるかもしれない。その時はその思いつきだけで、落ち着きを取り戻したお前に話をしてみた。やはり通常の人間と何ら変わりもない娘だった。

「鬼殺隊に入る気はあるか」と聞いてみたが、突然の話でお前は戸惑っていたが少しすると納得したのか黙って首を縦に振る。ただ、俺の独断では決められる事ではない。俺に着いてくると決めたお前と、お館様への屋敷まで共に行った。)

義勇…?

名前:冨岡義勇
鮭大根を13回横取りされた
話した言葉:出会い

鮭大根を差し入れする

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