嗚呼、そうだ。
私の騎士になってくれたからには、君に“あれ”を授けねばなるまい……
(何かを思い出した様子の魔法使いが君の前を離れてから小半時程が経った頃。
戻ってきたその手には、金刺繍が美しい織物に巻かれた長物を携えていた。
君の目の前で魔法使いが布地を解くと、中から姿を現したのは銀の鞘に納まった一振りの長剣。
魔法使いの目線に促された君は剣を手に取り抜き放ってみる。鞘走りの澄んだ音と共に、その秘めたる刀身が姿を現した。
柄から刀身まで凝った装飾は一切ない……しかし中心を走る真銀とそれを包む赤金の織り成す刃は、圧倒的な存在感を放っていた)
義父ガルド・ゴンドが私に持たせてくれた一振りでね。
「何時か私の為だけに剣を振るう者が現れたら渡せ」と言い付けられていたんだ。
刀身の芯はミスリル銀。刃は緋緋色金で鍛えられた一刀……ナルボーのドワーフ匠が鍛冶の粋を凝らした剣さ。
受け取って貰えるだろうか?私だけの騎士。
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名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:騎士叙任
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