何処かの世界において諸人の原罪背負いし救世主が生誕せる日の晩を祝う祭、だったかな。
残念ながらこの世界が抱えた罪を背負える救世主は未だ降臨しないが……同日は星夜、或いは銀の夜と呼ばれているよ。
澄み切った冬の夜空においても、この日は銀光を帯びた星々が一際美しく瞬くという逸話があってね。
遥か昔のこの日、大空に散華したヴァレス様の御霊を星達が慰めているのだとも言われている。
人々は瞬く一番星に照らされながら家路を急ぎ、冬の蓄えより少しばかり奮発した食卓を囲って祝うのさ。
家族や親しき者との間でささやかな贈り物を交換する習わしもあるけれど、さて……私はどうしたものか。
名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:聖夜
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