――人の子がそう望む事を誰が咎められよう。
死が間近に迫る者達にとって、悠久に生きる者の言葉など戯言に過ぎないだろうからね。
我執を捨て心を天意に委ねると誓った友も、最後の吐息と共に私の手を握り死にたくないと懇願したよ。
また生の限りを懸命に生きた友は、夜の眷属にその身を変え私の眼前で闇に消えた。
……御免。君の切なる願いに、私は返す言葉を持たない。
名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:死にたくない
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