――寒月の霊光がまこと心地良き晩よな。

嗚呼。魔法使いの小娘ならば、未だ醒めぬ霧中の眠りの只中よ。
ふむ。そう知った口で語る余は何者か、と?滑稽かな滑稽かな。
されば小娘との過日の語らいを振り返り、見事推察してみせい。

陰影すら失う無明長夜こそ、余の愛しき終なる景色なれば。
彷徨い人よ。言の葉の限り尽くし、暗夜行路往く小娘の目覚めを祈念するが良いぞ。

名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:暗中模索

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