中つ国に住まう小さき人……そう。かつてはその一人、だった。
ひとつの指輪に囚われ人倫を踏み外し、孤独と指輪への妄執に苛まれる長き生を経て……
餓鬼の如く痩せ細った身体に爛々とした歪な命の光を円き瞳に宿す、憐れなるものに成り果てたのさ。
ゴクリゴクリと喉を鳴らす、『いとしいひと』の従僕にね。
生まれ落ちた誰の生にも、何かの役割があるという……それが例え、善であれ悪であれ。
彼という存在がいなければ、指輪の冥王は滅ぼせなかった。
この厳然たる事実は、善悪を超越した一つの命が果たす役割とその是非を今も問い掛けている。
名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:スメアゴル
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