かつて、覇者としてのアレクライオスを語ったね。
今日は、人としての彼を語ろう。
……と言っても、彼の王を人と呼ぶには未だに抵抗を覚えるかな。
自儘にして尊大。『人とは己一人なり』が、後年の口癖だった。
彼にとって他者とは常に、思い描く絵図面を完成させる為の駒に過ぎなかったのかもしれない。
絶対者の託宣の如く語り、世界は全て彼の言葉通りに進む。
賢者の叡智による洞察とは決定的に違なる、異質な何か。
私も上手く言えないのだけれど……全てが既知であり、過去の如く見えていた節があるよ。
そんな彼の言葉と声音から語られる明日への確かな展望は、呪いの如く人々を惹き付けた。
誰もが、黄金の魔力に魅了されたのさ。
名前:白のラスベルタ
行きて帰りし11回目の旅路
話した言葉:アレクライオス
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