石上「はあああぁ??? 何言ってんの??

「いや…俺告白した経験ないから、どうすれば良いのか分からないんだよ」

石上「ラブコメ読め!! ラブコメ読んだらそんなもんすぐ分かるだろ!!」

「漫画と現実は一緒に出来ないだろ!」


石上「まったく…

そんなモテそうな容姿してんのに、アホなこと聞かないで欲しい
大体、何で僕に聞くんだ! 漫画じゃない告白の仕方聞きたいなら、他をあたってくれ!!」


「いや、優くんつばめ先輩に告白してるからさ…」

石上「…………


と、とにかく! そういうことは人に聞くな!
自分で考えて、それでも分からなければ、漫画やドラマ、ネットの情報を参考したりして!


……頑張って告白するんだよ」


「…やっぱ、そっか」

石上「……まあ、一つだけアドバイス…になるかは分からないけど

あんまりさ、『こういう感じなら藤原先輩が気に入りそう』みたいなことは考えない方が良いと思うよ

あの人にそういう考え方はまったく通用しないから


本当にストレートに、誠実に

ありのままの気持ちを伝えること


そうすれば良い…のかなぁ
それも藤原先輩特有のアホさでスカされるかも」



「ストレート…うん、そうだよね!

ありがとう優くん、俺、頑張るよ!」


石上「あ、ああ…えぇと…

アドバイスが違ってたら、マジでごめんね




二人の想いが交錯する時

新たなフェーズへ移行していく


恋人モード、始まります






トップに戻る
RA.20⑩