石上「へぇ、そっか


告白するんだ


「うん、決めた」

石上「へぇ、そっかそっか……


○○くん…一つ教えてくれ



藤原先輩のどこがいいんだ!!!??


あの人さ、確かに可愛くてDカップ以上は確実だけど、バカでアホで脳カラでインチキで腹黒くてズルくて脳内お花畑でKYでラーメンばっか食ってて赤ちゃんの臭いして突飛なことばっかして変なリボンで痴


「ストップ! 流石に藤原先輩が可哀想だから…」


石上「おっと…けど、本気で忠告するけど、○○くんならもっとマトモな女の子と付き合えると思うのに

なんで藤原先輩がいいのかな」



「なんで……そうだね

優くんにはまだ伝えてなかったけど、俺が秀知院への進学を決めた理由は、藤原先輩の存在なんだ


何処の高校に進学するか悩んでて、夏休みに1週間くらいかけて地元、関西、関東…と高校を見学したことがあって

その時…藤原先輩と出会った」


石上「…へぇ」

「…藤原先輩と会って、秀知院進学を決めたけれど…当初は自分の気持ちを否定したり、言い訳したりした

でも…今となったら間違いなく言える


あの時」


石上「一目惚れしたの?」

「そう!! 一目惚れ……くらわすぞ!!!






石上「ま、○○くんが本気で藤原先輩のことが好きで、告白しようとするなら

僕はもう…素直に応援するよ」


「ありがとう…」

石上「でもなんで、○○くんはそんな、僕にだけ色々打ち明けてくれるんだい?」

「……それは」


RA.20⑦