かぐや「はい?
(彼は一体何を言ってるのかしら
総資産200兆円、千を超える子会社を抱える日本の四大財閥の一つ「四宮グループ」の令嬢であるこの私に対して…嫁?
寝惚けている…という言葉ではまったく足りないわ
会長はある程度彼のことを買ってるみたいだけれど、かような烏滸言を宣う輩がまともな筈はない
思考回路に何らかの欠陥があるとしか思えないわ
…けど、会長も評価する男がそこまでレベルの低い人間とは思えないわね
会長の人を見る目は、私も最大級に信頼している
となると…もしかしたら…彼の言葉には何らかの意図がある…
……私が彼の嫁になる…
そうなったとしたら……はっ
…なるほど
そういうことなんですね)」「四宮先輩…」
四宮先輩は俺の嫁