「秀知院受かったん?マジ良かったやん、兄ちゃん♪」

「……お前、昨日まで禰●子配色だった筈なのに、また髪色変えたんか」

「今日は兄ちゃんの合格発表日やからな
兄ちゃんの合格を祈願し、イメチェンしたんや 似合うやろー」


「…………」




秀知院受験の意向を家族に伝えたとき、一様に皆驚いた
だが、最終的に家族全員、応援してくれた


…今になって思えば、俺は本当甘やかされていた
中流階級ながら、両親には欲しいものは何でも買ってもらってたし、やりたいことは何でもさせてもらっていた
今回も…突飛な進学の希望を了承して貰えた


……恩返ししないといけない
確か、生徒会長に選出されたら、各国の名門大学に入学できる権利を得られるとか

…色々と思索する必要があるな





「私も、秀知院受けてみよかなぁ」

「は?

お前みたいなパープリンが受かる訳ないやろ
現実見ろや、表六玉」


「うっさい熟女好き」


合格③