あの日からずっと辛かった
辛くて 諦めたくて
毎日頑張るのをもうやめようと思ってた
でも、いつもみんなが助けてくれた 支えてくれた
だから、今度は私がやらなければならない
○○くん…本当に不思議な人…彼はどんなに絶望する状況でも、ただひたすらに前を向き、私たちを身を挺して助けてくれた
あの子の事を忘れようとして逃げようとしていた時も、全てが嫌になって現実から目を背けていた時も、ずっと横にいて話を聞いて笑っていてくれた
『…強がらなくて良い、りーさんはりーさんなんだ。りーさんが今まで俺たちを支えてくれてた分、今度は俺や…皆がりーさんを支える番だ』
その言葉が嬉しかった。まるでその人は全てを包み込んでくれる優しさがあった
だけど…彼はもう動けない。私しか…彼と胡桃、美紀さんを救えない…
『
由紀ちゃん…みんなをお願いね…』