ーーー別れは突然やってくるーーー
よく聞く言葉ではあるけど、別れなんてそう簡単には無いと自分の中で決め付けていた
こんな残酷な世界でもあたしの周りはきっと平気だと
みんな無事で生きていけると信じていたかった
だけど、もうそれはもう叶わない願いだ
あの時、あたしが止めてさえいれば
アイツを ○○もいなくなる事は無かったんじゃないのか
今更後悔したところで 何かが変わるわけじゃない
それでも 二人が何処かで生きていて欲しいという
願いだけは今でも捨てられない
…アタシの考えは、正しかったのかな
友達の願いを聞き入れたことが本当に正解だったのか
それとも身体を張って止めるべきだったのか
…止められるわけないよな、好きな人が目の前から
いなくなるなんて嫌だもんな
りーさんは気丈に振る舞ってはいるが 夜静かに泣いている
由紀は 二人が消えたことをまだ受け入れられずにいる
アタシは、まだ待っている
二人が無事で帰ってくることを信じて待っている
だから、早く帰ってきてくれ
ーーーーー○○
二人が消えたあの日から