右腕の重さにようやく気付いた


べっとりと赤黒い血が張り付き
めぐねえを叩きのめした物である事は疑いが無かった

それでも目の前の惨状は
容易には受け付けられないものだった

俺は…本当に…自分の手でめぐねえを殺したんだ…


…でも…やらなかったら…
やられていたんだ…

目から熱いものがポタポタと溢れ出る

不覚にも、涙だった
…俺は…この手で…めぐねえを?