名前:フォスフォフィライト

硬度119

かわいい!りりしい!

お、っと。

(パキンッ)

(彼の長い髪に自分の髪が当たり、頭上からあまり聞きたくない音が聞こえた)

(そのまま髪の束が下に落ち割れ砕け散る)

(彼と触れあっている時は硬度を気にしたことはなかったのに、高硬度相手だとこうも不便なのか)

(自分の低硬度を呪わずにはいられない)



…ん。後でルチルに治してもらおうな(なでなで)

…お前は割られる側の気持ちはよく分かるだろうが、割る側の気持ちを考えたことはあるか?

不可抗力だとしても、自分のせいで相手が開く…常に剣を持ち歩いている気分だ。

もちろんそれは相手側も思うことで、低硬度は皆慕いはしてくれるが俺に近づこうとはしなかった。


…お前だけだよ。恐れず俺に飛び込んできてくれるのは(ぎゅう)

(パキッ)


……だから俺のこと、その脆い全身で受け止めてくれ。
P胸に飛び込む