……どこにしてもいいんだよな?
(彼の声に小さく頷くと、唇に硬いものが触れる感覚がした)
(そして首筋にキスを落とされ、髪をかき上げられ首の後ろ側までまんべんなくキスをされる)
(そのたびに亀裂が入る音がして、もしかしたら今にも首が落ちそうな状態なのかもしれない)
(そっと目を開けるとまた唇にキスをされ自分の欠片が下へと落ちていく)
…顔の修復はしていいが、首のこれはそのまま残しておいてくれないか。
俺がお前と共に生きた証だ。…もちろん嫌なら治してくれて構わない。
見た目が気になるか?そうだな、これで隠すのはどうだろう。
(彼が手にしていたものは真っ赤なリボンだった)
(首に腕を回され後ろの方で布が結ばれる音が聞こえた)
…案外似合うじゃないか。首輪みたいで(なでなで)
Pキスを待つ