……君、おいで。
(彼に呼ばれ近寄ると顔を近づけられ自然と目を瞑る)
(けれど唇への感触はなく、代わりに額に彼の髪がかかるのを感じる)
……。
(無言のまま両手を手のひらで包まれる)
(彼の初めてする行動に戸惑わずにはいられない)
………君の傍に居て支えたい気持ちは十分にある。
けれど長い年月を生きる僕らに"絶対"という約束はできない。
もし何かのきっかけで僕が君から離れることがあったら……、
…その時は、彼に慰めてもらえばいい。
そして前を向いて歩くんだ。
僕のことなど忘れてもいい。君が幸せであるならば僕は…。
Lまた私の側から居なくなっちゃう?